大学の診療所
- 2023/01/18
- 23:44
官能小説シリーズ
Female Circumcision
でもそれは、パンフレットやホームページ等で知っての事で、詳しくは知らなかった。書類が届いて、彼女は少し奇異に感じた。殆どの学生は、会員の子弟なので、その事セレモニーの事は、知られているようだ。
教団って、何かしら?結社って、何?? よく分からない内容で、セレモニーの内容も不明です。でも、大学の指定なら、従わなきゃいけないわね、と考え、取り敢えずは、そのセレモニーへ行ってみる事にしました。
その書類には、日時と会場が指定されていました。全ての新入生が、セレモニーを受けるらしく、学科と学生番号へ、夫々が割り振られていました。時間は、30分毎になっていて、どういう訳か、場所は学内の診療所となっていました。花音は、どうして、診療所なのか、不思議に思います。地図をよく見てみると、チャペルと同じ建物の中に在ります。花音は首を捻りますが、でも、皆が行くんだから、私も行かなきゃ、と思い、それ以上は、考えませんでした。
書類には、同意書も入っていて、そこへ日付とサインをして、当日提出する事と、なっていました。内容は不明ですが、入学したばかりだから、書類は何でも出さなきゃいけないと思い、先に書き込んでおきます。
そうして、直ぐにその日は来てしまい、花音はいつもより早起きして、その会場へと向かいます。その日の授業は、リモートになっており、セレモニー参加の日は、出席扱いにされるので、気にせず出掛けられます。
花音は、時間に遅れないようにと、早めに家を出て来ました。入学式以来、学内へ入る機会も未だ少なく、正門脇にある守衛所で年配の守衛さんへ、学生証を提示すると、にっこりと頷き返して呉れました。会釈をしてから、横に有る案内地図を見て場所を確認します。校舎とは別棟の建物で、やはりチャペルの脇に在りました。

木々が植えられた緑の心地良いキャンパスの小径をスマホのマップを見ながら、方角を間違わないように歩きます。クルクルと3D地図が回転して、目的地へ誘導して呉れます。

「目的地に到着しました。」とスマホから聞こえて来ました。其処は、診療所とは思えない、シックな佇まいの建物でした。チャペルの尖塔がその背後に見えて、ヨーロッパ風のデザインになっていました。花音は、『欧州の中世の建物みたいね。お洒落だわ。』と感じます。

エントランス横の掲示板には、このセレモニーの告知ポスターが貼り出されていました。『ええと、"Female Circumcision Ceremony" って書いてあるわ。何これ?意味が分からないわね。女性の何かのセレモニーなのね。ミッション系の学校だからね。』

ガラスの扉を開けて中へ入ると、ロビーには、ソファーと連絡用のフ、ェルトが貼られた掲示板が有ります。キョロキョロしながら辺りを見回すと、もう既に幾人かの新入生らしき人達がいました。多分、彼女らも、セレモニーを受けるのでしょう。或いはもう既に受けた人達かも知れません。
ちょっと、雰囲気に違和感を覚えます。『あれえ...、何かしら?重々しい感じがするわね。そんな大事なセレモニーなのかしら? 此処で間違い無いわよね?』 花音は、バッグから件の書類を取り出します。開いて、日時と場所を確かめます。ロビーの時計を見ると、指定の10分程前です。『ここで間違い無いようね。』
花音は、思い切って、奥へ進んでみます。ドアに、貼り紙がしてありました。『あ、此処かしらね。』 その貼り紙には、"女子割礼式会場"と漢字で書かれていました。『えっ?!何これ?』 確かに其処には、"聖女学院大学 令和五年度新入生 割礼式会場" とありました。花音は、それが何の事だか分かりませんが、会場ってあるから、ここだろうと考えます。

もうそろそろ指定の時間なので、何か分からないけれど、ドアを開けて中へ入ってみます。ドアを開けようとしたその瞬間、突然目の前のドアがバタンと開き、新入生らしき学生が出て来ました。俯き加減の、何だか具合の悪そうな感じで、出て来ます。
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御注意:本ブログは、あくまでも小説であって、架空の物語です。主旨は、ブログ冒頭の「ご案内」を、お読みください。
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Female Circumcision
でもそれは、パンフレットやホームページ等で知っての事で、詳しくは知らなかった。書類が届いて、彼女は少し奇異に感じた。殆どの学生は、会員の子弟なので、その事セレモニーの事は、知られているようだ。
教団って、何かしら?結社って、何?? よく分からない内容で、セレモニーの内容も不明です。でも、大学の指定なら、従わなきゃいけないわね、と考え、取り敢えずは、そのセレモニーへ行ってみる事にしました。
その書類には、日時と会場が指定されていました。全ての新入生が、セレモニーを受けるらしく、学科と学生番号へ、夫々が割り振られていました。時間は、30分毎になっていて、どういう訳か、場所は学内の診療所となっていました。花音は、どうして、診療所なのか、不思議に思います。地図をよく見てみると、チャペルと同じ建物の中に在ります。花音は首を捻りますが、でも、皆が行くんだから、私も行かなきゃ、と思い、それ以上は、考えませんでした。
書類には、同意書も入っていて、そこへ日付とサインをして、当日提出する事と、なっていました。内容は不明ですが、入学したばかりだから、書類は何でも出さなきゃいけないと思い、先に書き込んでおきます。
そうして、直ぐにその日は来てしまい、花音はいつもより早起きして、その会場へと向かいます。その日の授業は、リモートになっており、セレモニー参加の日は、出席扱いにされるので、気にせず出掛けられます。
花音は、時間に遅れないようにと、早めに家を出て来ました。入学式以来、学内へ入る機会も未だ少なく、正門脇にある守衛所で年配の守衛さんへ、学生証を提示すると、にっこりと頷き返して呉れました。会釈をしてから、横に有る案内地図を見て場所を確認します。校舎とは別棟の建物で、やはりチャペルの脇に在りました。

木々が植えられた緑の心地良いキャンパスの小径をスマホのマップを見ながら、方角を間違わないように歩きます。クルクルと3D地図が回転して、目的地へ誘導して呉れます。

「目的地に到着しました。」とスマホから聞こえて来ました。其処は、診療所とは思えない、シックな佇まいの建物でした。チャペルの尖塔がその背後に見えて、ヨーロッパ風のデザインになっていました。花音は、『欧州の中世の建物みたいね。お洒落だわ。』と感じます。

エントランス横の掲示板には、このセレモニーの告知ポスターが貼り出されていました。『ええと、"Female Circumcision Ceremony" って書いてあるわ。何これ?意味が分からないわね。女性の何かのセレモニーなのね。ミッション系の学校だからね。』

ガラスの扉を開けて中へ入ると、ロビーには、ソファーと連絡用のフ、ェルトが貼られた掲示板が有ります。キョロキョロしながら辺りを見回すと、もう既に幾人かの新入生らしき人達がいました。多分、彼女らも、セレモニーを受けるのでしょう。或いはもう既に受けた人達かも知れません。
ちょっと、雰囲気に違和感を覚えます。『あれえ...、何かしら?重々しい感じがするわね。そんな大事なセレモニーなのかしら? 此処で間違い無いわよね?』 花音は、バッグから件の書類を取り出します。開いて、日時と場所を確かめます。ロビーの時計を見ると、指定の10分程前です。『ここで間違い無いようね。』
花音は、思い切って、奥へ進んでみます。ドアに、貼り紙がしてありました。『あ、此処かしらね。』 その貼り紙には、"女子割礼式会場"と漢字で書かれていました。『えっ?!何これ?』 確かに其処には、"聖女学院大学 令和五年度新入生 割礼式会場" とありました。花音は、それが何の事だか分かりませんが、会場ってあるから、ここだろうと考えます。

もうそろそろ指定の時間なので、何か分からないけれど、ドアを開けて中へ入ってみます。ドアを開けようとしたその瞬間、突然目の前のドアがバタンと開き、新入生らしき学生が出て来ました。俯き加減の、何だか具合の悪そうな感じで、出て来ます。
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