検査依頼
- 2022/12/02
- 00:23
官能小説シリーズ
検査依頼
受診患者さんは、受付を済ませると、検診衣に着替えさせられました。更衣ブースに、手荷物を置くと、上着をハンガーに掛け、着衣を全部脱ぎます。何故か、下着も脱ぐように言われています。ブラジャー、パンティも脱いで、一旦全裸になり、検診衣を羽織ります。更衣が終わると、面談と問診があるので、医師の方へ来るようにと、言われています。
更衣が済んだ受診患者さんは、おずおずと、恥ずかしそうに、パーテションから出て来ました。
下着を全部脱いで、検診衣一枚なので、下の方が、落ち着かないようで、歩き方もぎこちないです。普段、ノーパンで、歩く事等無いのでしょう。クリニックへ来て、行き成りこんな格好をさせられて、戸惑っているようです。
「此方へどうぞ～。」 中年の男性医師が、机の方から呼びます。受診患者さんは、「こんにちは、よろしくお願いします。」と、ペコリと頭を下げ、挨拶をします。 「こんにちは～、どうぞこちらへお掛け下さい。」 患者さんは、男性医師の前の椅子に着席します。 「では、こちらに問診票がありますから、記入をお願いします。どうぞ。」 患者さんは、問診票と診察同意書が挟んであるバインダーを受け取り、それに視線を落とします。
「正直に、ありのままを、ご記入下さいね。後ろに、同意書も有りますから、サインもお願いします。」
「え？．．．は、はい。分かりました。」
医師は、カタカタとキーボードを叩いて、電子カルテへ入力しています。
今日は、此方の女性患者さんが、詳しく診察・検査されます。
当クリニックへは、時々、診察・検査依頼が有ります。結婚前の処女検査とか、ブライダルチェック、そして婦人科の診察への興味等々、彼氏、関係者等からの依頼です。それらの理由から、フィアンセや付き合っている彼女を、此方のクリニックへ、受診させる人達がいます。このような広汎な依頼に、当クリニックでは、柔軟に対応しています。今日の診察・検査も、そのような依頼の一つになります。多くの場合、受診される女性御本人には、詳しい診察・検査内容は、事前に知らされていません。健康診断のような、簡単な診察と云う事になっています。勿論、もし本人が、事前にその診療内容や目的を知ってしまえば、来られる事は無いでしょうから。処女かどうかを調べられたり、婦人科の診察をされたりするのは、本人にとっては、嫌な事でしょう。ですので、その辺りの事情に配慮しながら、当クリニックは、余計なインフォームドコンセント等はせずに、診療を行います。依頼者は、伝手を頼って依頼されていますので、当クリニックも、無下に断れ無い諸事情が有ります。今日のこちらの女性へも、依頼者の希望を叶えるべく、診療が行われます。その診療過程と結果は、後日依頼者へ報告されます。診断結果書と動画でのサマリーが送付されます。それらが、どう扱われるかは、当クリニックの関与する処では有りません。全て、大人の対応とさせて頂き、秘密厳守を、お互いに約束するのです。
問診票を渡された患者さんは、そのような事情等、露知らず、単なる健康診断だと思って、真面目に質問への記入をされます。同意書へも、何の疑問も持たず、サインしました。素直で、優しい印象の女性です。
これから、彼女にとって、余り嬉しく無いと思われる診察・検査を、しなくてはなりませんので、少々気の毒な気もしますが、当方としては、依頼通りの診療をして差し上げるだけです。付き合って、間もない彼氏からの勧めで、こちらへ来られました。婦人科の診察が有る事は、知らせていないそうです。念の為に、同意書も取っておきました。よいクリニックが有るから、診て貰えと言われて、車で連れて来られたそうです。勿論、事前に依頼は受け付けてあり、今日の診察は予約済みでした。当クリニックでは、患者さんの受け入れの為、診察・検査の準備を整えて、お待ちしていました。
予約通りに、来院された此方の女性は、更衣が済み、問診票へ記入されました。医師は、記入が終わった問診票を受け取り、チェックします。問診票の質問を順に、当人への確認をしながら、問診します。何も知らない女性は、素直に質問に答えてくれます。
一通り問診が終われば、次はいよいよ診察・検査へと進みます。
「そうですね～、ええ、これで面談と問診はいいでしょう。同意書もサインしてありますね。OKです。」 医師は、女性、つまり受診患者さんと面談をして、問診を詳しく行い、次のステップへと進めます。医師は問診票を机の上に置くと、立ち上がりました。
「それでは、実際に診てみましょうか。こちらの椅子へ来て、腰掛けて下さい。どうぞ。」
患者さんは、そう言われて、椅子から立ち上がります。示された診察椅子へと歩きます。ふとその左横へ目を遣ると、もう一台の椅子が在りました。患者さんは、気になるのか、其方へ視線をチラチラと遣ります。
「さ、さあ、此方の椅子ですよ。こちらへどうぞ。踏み台が在りますから、スリッパを脱いで、そちらから上がって下さい。」
患者さんは、横目で隣の診察台を気にしながら、指し示された白い診察椅子の方へと、進みます。
「さあ、こちらの診察椅子ですよ。こちらへ上がりましょう。どうぞ～。」
「は、はい．．．。」
患者さんは、一瞬たじろぎました。隣の婦人科診察台を見て、何かを感じられたようです。でも、医師は其方へ注意が行かないように、手前の白い診察椅子へ手招きをします。
「こちらですよ。こちらの診察椅子へ、腰掛けて下さいね～。」
戸惑いを見せる女性
恐らくこちらの女性は、更衣する時に、下着も脱ぐように言われた理由を、瞬時に悟られたのかも知れません。内診台を見た瞬間に、表情が強張りました。
「さあどうぞ。こちらの椅子ですよ～。」
医師は、優しく招きます。出来るだけ内診台へ注意が向かないようにします。ここで診察を拒否されてしまえば、話は総て終わってしまいます。
「さあ、どうぞ。こちらへ腰掛けて下さい。診察しますからね。」
此方の診察椅子から、診察を始めます。詳しく診て差し上げましょう。
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御注意：本ブログは、あくまでも小説であって、架空の物語です。主旨は、ブログ冒頭の「ご案内」を、お読みください。
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受診患者さんは、受付を済ませると、検診衣に着替えさせられました。更衣ブースに、手荷物を置くと、上着をハンガーに掛け、着衣を全部脱ぎます。何故か、下着も脱ぐように言われています。ブラジャー、パンティも脱いで、一旦全裸になり、検診衣を羽織ります。更衣が終わると、面談と問診があるので、医師の方へ来るようにと、言われています。
更衣が済んだ受診患者さんは、おずおずと、恥ずかしそうに、パーテションから出て来ました。
下着を全部脱いで、検診衣一枚なので、下の方が、落ち着かないようで、歩き方もぎこちないです。普段、ノーパンで、歩く事等無いのでしょう。クリニックへ来て、行き成りこんな格好をさせられて、戸惑っているようです。
「此方へどうぞ～。」 中年の男性医師が、机の方から呼びます。受診患者さんは、「こんにちは、よろしくお願いします。」と、ペコリと頭を下げ、挨拶をします。 「こんにちは～、どうぞこちらへお掛け下さい。」 患者さんは、男性医師の前の椅子に着席します。 「では、こちらに問診票がありますから、記入をお願いします。どうぞ。」 患者さんは、問診票と診察同意書が挟んであるバインダーを受け取り、それに視線を落とします。
「正直に、ありのままを、ご記入下さいね。後ろに、同意書も有りますから、サインもお願いします。」
「え？．．．は、はい。分かりました。」
医師は、カタカタとキーボードを叩いて、電子カルテへ入力しています。
今日は、此方の女性患者さんが、詳しく診察・検査されます。
当クリニックへは、時々、診察・検査依頼が有ります。結婚前の処女検査とか、ブライダルチェック、そして婦人科の診察への興味等々、彼氏、関係者等からの依頼です。それらの理由から、フィアンセや付き合っている彼女を、此方のクリニックへ、受診させる人達がいます。このような広汎な依頼に、当クリニックでは、柔軟に対応しています。今日の診察・検査も、そのような依頼の一つになります。多くの場合、受診される女性御本人には、詳しい診察・検査内容は、事前に知らされていません。健康診断のような、簡単な診察と云う事になっています。勿論、もし本人が、事前にその診療内容や目的を知ってしまえば、来られる事は無いでしょうから。処女かどうかを調べられたり、婦人科の診察をされたりするのは、本人にとっては、嫌な事でしょう。ですので、その辺りの事情に配慮しながら、当クリニックは、余計なインフォームドコンセント等はせずに、診療を行います。依頼者は、伝手を頼って依頼されていますので、当クリニックも、無下に断れ無い諸事情が有ります。今日のこちらの女性へも、依頼者の希望を叶えるべく、診療が行われます。その診療過程と結果は、後日依頼者へ報告されます。診断結果書と動画でのサマリーが送付されます。それらが、どう扱われるかは、当クリニックの関与する処では有りません。全て、大人の対応とさせて頂き、秘密厳守を、お互いに約束するのです。
問診票を渡された患者さんは、そのような事情等、露知らず、単なる健康診断だと思って、真面目に質問への記入をされます。同意書へも、何の疑問も持たず、サインしました。素直で、優しい印象の女性です。
これから、彼女にとって、余り嬉しく無いと思われる診察・検査を、しなくてはなりませんので、少々気の毒な気もしますが、当方としては、依頼通りの診療をして差し上げるだけです。付き合って、間もない彼氏からの勧めで、こちらへ来られました。婦人科の診察が有る事は、知らせていないそうです。念の為に、同意書も取っておきました。よいクリニックが有るから、診て貰えと言われて、車で連れて来られたそうです。勿論、事前に依頼は受け付けてあり、今日の診察は予約済みでした。当クリニックでは、患者さんの受け入れの為、診察・検査の準備を整えて、お待ちしていました。
予約通りに、来院された此方の女性は、更衣が済み、問診票へ記入されました。医師は、記入が終わった問診票を受け取り、チェックします。問診票の質問を順に、当人への確認をしながら、問診します。何も知らない女性は、素直に質問に答えてくれます。
一通り問診が終われば、次はいよいよ診察・検査へと進みます。
「そうですね～、ええ、これで面談と問診はいいでしょう。同意書もサインしてありますね。OKです。」 医師は、女性、つまり受診患者さんと面談をして、問診を詳しく行い、次のステップへと進めます。医師は問診票を机の上に置くと、立ち上がりました。
「それでは、実際に診てみましょうか。こちらの椅子へ来て、腰掛けて下さい。どうぞ。」
患者さんは、そう言われて、椅子から立ち上がります。示された診察椅子へと歩きます。ふとその左横へ目を遣ると、もう一台の椅子が在りました。患者さんは、気になるのか、其方へ視線をチラチラと遣ります。
「さ、さあ、此方の椅子ですよ。こちらへどうぞ。踏み台が在りますから、スリッパを脱いで、そちらから上がって下さい。」
患者さんは、横目で隣の診察台を気にしながら、指し示された白い診察椅子の方へと、進みます。
「さあ、こちらの診察椅子ですよ。こちらへ上がりましょう。どうぞ～。」
「は、はい．．．。」
患者さんは、一瞬たじろぎました。隣の婦人科診察台を見て、何かを感じられたようです。でも、医師は其方へ注意が行かないように、手前の白い診察椅子へ手招きをします。
「こちらですよ。こちらの診察椅子へ、腰掛けて下さいね～。」
戸惑いを見せる女性
恐らくこちらの女性は、更衣する時に、下着も脱ぐように言われた理由を、瞬時に悟られたのかも知れません。内診台を見た瞬間に、表情が強張りました。
「さあどうぞ。こちらの椅子ですよ～。」
医師は、優しく招きます。出来るだけ内診台へ注意が向かないようにします。ここで診察を拒否されてしまえば、話は総て終わってしまいます。
「さあ、どうぞ。こちらへ腰掛けて下さい。診察しますからね。」
此方の診察椅子から、診察を始めます。詳しく診て差し上げましょう。
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