気付けば．．．

2022/09/09
19:36

官能小説シリーズ

婦人科教室

　女性が、目を覚ましたようなので、医師は、陰部の洗浄を行います。粘液等で、すっかりベタベタになってしまった性器周りを、微温湯で洗い流します。ガーゼで拭き取り、清浄にします。　

「あっ、あっ．．．。」陰部が、敏感になっているのか、女性はガーゼが擦れると、ビクッ、ビクッとします。
　陰部が、すっかり綺麗に拭き取られ、清浄にされると、医師は、脚に掛けられたバスタオルを取り、カーテンを開けます。
　「は～い、お疲れ様でしたね～。」
　女性は、キョロキョロして、辺りを見回します。目が覚めたものの、今一、状況が把握出来ていないようです。

　女性は、一生懸命、記憶を辿り、何処でどうなったのか、思い出します。内診台で、診察されていた処迄は、思い出せるのですが、何故かその先の記憶が有りません。
　「診察は、終わりましたよ～。大丈夫ですか～？」

　「え？．．．は、はい．．．。」
　「カーテンを、退けてと．．．。じゃあね、脚のベルトを、今外しますからね。お待ち下さい。」
　医師は、女性の膝に絞められていたベルトを、外して行きます。
　「ベルトを、外しましたから、脚を外しましょうね～。ゆっくり上に上げてから、下ろしますよ～。」

　大きく開かれていた膝が閉じられると、女性は、ホッとした表情になります。
　「では、脚を下ろしますからね～。気を付けて下さい。」　今迄、性器が丸見えにされていましたが、漸く脚を閉じ、陰毛の下へと、隠れました。

　「は～い、じゃあ体を起こして、ステップへ降りて下さい。気を付けて。そう、じゃ、スリッパ履いて、そう。」　女性は、上体を起こし、何とか内診台を降りました。
バスタオルを渡され、更衣ブースへ行くように言われます。
女性は、股がジンジンするのを覚えます。熱いような、変な感じです。

　「今日の診察は、もうこれで終わりですからね～。お疲れ様でした。服を着ていいですよ。で、着たら書類を渡しますからね、それを持って、事務局へ行って下さい。担当者に渡してね～。悪いようにはしませんよ。安心してね。ではね。あ、それから、今日の診断結果は、来週来れば、分かりますからね。」

　女性は、更衣ブースで、服を着ますが、恥ずかしいような、ちょっと口惜しいような、でもきっと単位は何とかなりそうな気がして、ホッとしたような、そして、股とお尻が、痛気持ち良いような、何だか、訳の分からない複雑な気分になります。

　　終わり

　ご精読有難う御座いました。架空の婦人科教室での診察物語でした。次は、貴女の番です。「内診台へどうぞ～！！」

　ご興味のある方は、どうぞコメントをお寄せ下さい。お待ち申し上げております。
妄想の世界だけにある婦人科　サイバークリニック　です。

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