入院患者9・次は．．．

2021/12/28
20:17

官能小説シリーズ
入院患者

　診察室内では、ドクターにより、患者さんの入院時の診察・検査が行われています。内科的診察が行われ、何故か肛門科の診察も行われました。
　先生は、入院患者さんのお尻の穴を拡げて、暫く触診していましたが、「はい、結構ですよ～。」と言い、サッと手を放しました。
患者さんは、お尻を出したまま、恥かしさで暫く、顔を枕に埋めていると先生は、「あ、もういいですよ。下穿きは上げて下さい。」と言います。

　診察台の上で、お尻の穴を調べられてしまった入院患者さん　

　え？いいの。入院患者さんは、ホッとして、顔を上げます。ふう．．．。急いで、パンティを上げ、パジャマも上げて、下半身の着衣を元へ戻します。嗚呼、とんでもない目に遭ったわと言わんばかりの表情です。先生は、普通に手袋を換えたり、電子カルテへ何か入力したりと、何かの準備をしています。

　パジャマのズボンを急いで上げる患者さん

　先生は、暫く電子カルテへカタカタと入力します。カルテを見ながら、何かを確認します。そして、器具等をチェックしています。
入院患者さんは、診察ベッドの上で、どうしたらいいのかしら？と暫く待っています。
すると、先生が椅子から立ち上がり、遣って来ました。
　「では、お尻は大丈夫そうですから、次はあちらの診察台で診ましょうか？」と声を掛けます。
「はあ？　診察台？」　患者さんは、なあに、未だ何かあるの？と先生の顔を見ます。

　ドクターは、入院患者さんに、診察台を降りるように言います。
「スリッパ履いて、こちらへね。」　入院患者さんが、診察台を降りて、スリッパを履くと、先生が歩いて来て、　「では、こちらへどうぞ。」　と言います。　
　「今度はね、あちらの診察台で、診ましょう。」　と、隣にあった婦人科診察台を指差します。
「え、何ですか？！　何を診るんですか？💦」　と入院患者さんは、驚いて訊き直します。　

　婦人科診察台へ案内される入院患者さん

先生：「婦人科の方の診察・検査をしましょう。」
患者：「えっ？　婦人科ですか？　婦人科！」　
先生：「はい、そうですよ。婦人科です。」
患者：「．．．でも、私、婦人科で掛かっているんじゃ無いんですけど．．．。」
先生：「ええ、そうですけど、入院時は、検査しなければいけないんですよ。」
患者：「え、でも関係無いじゃないですか？」
先生：「関係無い所が、悪い場合があるんですよ。入院時は、他に悪い所が無いか、確かめてから、治療を開始するんですよ。特に、女性の場合は、調べないと、後で問題になる事が有るんです。」
患者：「．．．えーっ、そうなんですか？！　でも、あの．．．。」

　横目で内診台を見る入院患者さん

今度は、患者さんの性器を、拝見させて頂きましょうか。

　「さあどうぞ、婦人科を診ましょう。此方の診察台では、御存じだと思いますが、婦人科の診察を行いますので、下は全部脱いで下さいね。パンティも脱ぎましょう。性器を診ますからね。ここへ、後ろ向きで、腰掛けて下さい。背凭れに凭れ掛かり、脚を上げて、此方へ固定しますよ。」　患者さんは、ドクターの説明を聞きます。

　患者さんは、ドクターの説明を聞いても、その場から動こうとはしません。婦人科の診察があるとは、思っていなかったので、戸惑っているようです。どちらかと言うと、ちょっと納得がいかない様子です。確かに、内科系の病気の治療の為に、入院するのですから、そんな必要が無いとも思われます。
　でも、患者さんが、納得などしなくても、婦人科の診察は、行います。若し、行わないで、治療して退院後、別の病気が発覚した時、逆に訴えられる恐れがあるからです。入院して、どうして分からなかったのかと、言われてしまいます。
　ですから、必ず患者さんには、内診台へ上って頂き、膣鏡診して調べます。

　「さあどうぞ。直ぐに終りますから、ちょっと見せて貰うだけですからね。」
患者さんは、困り顔になり、暫く考え込んでしまいます。

　患者さんに、選択肢は有りません。内診台へ上がるだけです。診察室内で、性器を晒すしか有りません。さあ、詳しく診て差し上げましょうか。

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