内診台へ固定される
- 2021/02/25
- 20:44

「両脚を上げましょう。」 ドクターがそう言うと、患者さんの脚首を掴んで、上げます。この内診台は、踵を載せるタイプでは無いので、膝を大きく開いて、ふくらはぎ辺りを、支持台へ載せます。踵を載せるタイプですと、膝を閉じられて診にくいです。しっかりと膝を開かせ、ベルトで固定出来るタイプです。簡易式ですから、力を抜いて貰い、ドクターが支持台へ載せます。屡々、時間が掛かる場合があります。

患者さんに、協力して頂かないと、中々上手く受診姿勢が取れない場合があります。
両脚に力が入っていると、支持台へ載せられません。看護師さんが、「力を抜いて下さい!」と言っても、膝が強張り、開けません。電動の内診台なら、腰掛けると、目の前のカーテンが引かれ、自動的に後ろへ傾き、両脚が開きますから、何の苦も有りませんが、簡易式の内診台では、ちょっと手古摺る場合が有ります。

「は~い、力を抜きましょうね~。」 ドクターが、患者さんの膝を開かせて、診察し易い砕石位にさせます。外陰部を診る為に、股を大きく開かせ、性器を露出させます。
何とか、患者さんを説得して、力を抜いて貰い、両脚を支持台へ載せる事が出来ました。婦人科ですから、性器を診るので、両膝が閉じないように、脛の辺りをベルトで締めて動かないようにします。左右のベルトをしっかりと締めて、固定します。両膝は、どうしても力が入るようで、支持台が軋みます。

これから婦人科の診察を受ける女性
婦人科診察台へ載せられた女性は、不安げな表情をしています。当クリニックでは、初めて来られた患者さんには、内科の診察だけでなく、婦人科の診察も行なわれます。