内診台で
- 2021/02/17
- 16:53

内科の診察が終わった患者さんは、看護師さんに促されて、内診台へと腰掛けました。
自動式内診台ではありませんので、受診姿勢を取って頂くのは、ちょっと大変です。自ら脚を開いて、受診姿勢を取るのは、抵抗があって、中々難しい事です。ですので、ドクターが直接介助して、受診姿勢を取って貰います。脚を載せる支持台の調整も必要ですから、少々力が要ります。女性にとって恥ずかしい所を曝す事になるので、直ぐには脚を支持台へ載せられません。看護師さんも手伝って、何とか受診の体勢を取らせました。膝を上げると、検査衣の裾は捲れ上がり、陰部は丸見えとなりました。

婦人科の診察が、初めてと言う事なので、内診台での受診姿勢を取らせるのに、少々時間が掛かってしまいました。支持台の高さと開度、角度を適正に調整して、陰部が丁度いい位置に来るようにレバーで固定します。頭の方へは、看護師さんが、枕を横から上手く挿し込んでくれました。何とか、脚を支持台へ載せて頂き、起き上がっていた上半身も、後ろへ凭れさせて、頭を枕に着けます。では、これから、ベルトで固定しましょう。

左右の脚を固定する為、支持台のベルトをしっかり締めて置きます。処置中に外れますと、検査器具を使っていますから、大変危険です。外れないようにしておきます。患者さんは、初めての内診台に、戸惑われたようです。

看護師さんは、横で検査器具を用意してくれます。ガチャガチャと、金属製の膣鏡が、膿盆へ置かれています。婦人科の診察では、このような内診台へ上って貰い、両脚を大きく開いて、性器を診て貰います。