内診
- 2019/11/14
- 19:31
膣鏡診と細胞診が終わると、次は内診が行われます。膣へ指を挿し込み、他方の手でお腹を押して、子宮や卵巣、卵管等を触診します。膣内部も、指を開いて、子宮頚部を、膣壁等を触診します。更に、直腸へも指を挿し込み、双合診も行います。
「内診しますからね～。指をいれますよ。ちょっと苦しいかも知れませんが、我慢して下さい。」
ドクターがそう言うと、膣へ指が挿入され、お腹も押されます。グリグリと圧迫感があります。一頻り行うと、又ドクターが言います。「直腸も見ておきますね。」 そう言うと、今度はお尻の穴にも、指が入って来ます。同時に膣と直腸へ指が入れられ、女性は堪らず『ううっ？！』と、呻きます。
無言で検査を受ける女性
事情が分からないまま、検査台へ上がった女性は、無言で検査を受けています。気の進まない様子だったにも拘わらず、拒否するでもなく、素直に検査を受けています。
女性の内診が行われています
膣の奥深くへ、ドクターの二本指が挿し込まれています。指は中で開かれ、子宮頚部を触診しています。他方の手掌で下腹部を押すと、その感触が子宮頚部を通して伝わります。膣内部は、柔らかくて温かい感触が有ります。バルトリン腺も刺激を受けて、分泌液を溢れさせます。指が膣内部で、執拗に動かされる為、愛液が白く泡立って垂れ落ちます。指を回転させると、陰核等の敏感な部位へ当たり、益々愛液は溢れて来ます。指が動かされる度に、濡れた小陰唇等が、グチャグチャと音を立てます。直腸へも入れられた指が、膣内部の指と連携して動かされます。ドクターは、ダグラス窩も触診しています。肛門括約筋が、挿入された指の根元を、可也強く締め付けます。明らかに、異物の侵入を防ごうとする条件反射ですが、既に指が奥迄挿入されてしまっているので、指を銜え込むような形になっています。女性は、無言ですが、肛門括約筋と、腰が引ける様子から、内診に対して、可也の応答が有るのが分かります。検査ですから、所定の手順で行われているだけですが、やや丁寧過ぎるかも知れません。
ドクターの執拗な内診が終わりました。ドクターが、女性の膣と肛門から指を抜くと、膣口から白く泡立った愛液が、肛門へと滴り落ちます。肛門も、キュ～と窄み、ヒクヒクと蠢きます。「以上で婦人科の検査はお終いですよ。お疲れ様でした。」と言うと、ガーゼで、陰部を上から下へと拭います。性器は充血して、赤く膨れ上がったように見えます。
ドクターは、濡れた手袋を外し、新しいものに取替え、女性の脚のベルトを外しに掛かります。女性の脚は、血液が下がり冷たくなってしまいました。少し丁寧過ぎた婦人科検査でした。
カーテンが開けられる前に、白衣の人達が、そそくさと退室します。やがて、ドクターがバスタオルを捲って取ります。
膣鏡で、大きく押し開かれた性器も、口を閉じて元の一筋の線に戻りました。
「では、脚を下ろしますよ。」ドクターは、女性の足首を掴み、ゆっくり支持器から外しました。「もう少し、頭の方へズレて下さい。」 女性は、膝を閉じて立て、ホッとした様子です。
ドクターが続けます。「ゆっくり起き上がって下さい。左のステップへ足を掛けて、降りて下さい。ゆっくりでいいですよ。落ち着いてからで、構いませんよ。降りる時は、気を付けて下さい。」
やがて、女性は起き上がり、左向きなって、脚を下ろし、ステップへ足を掛けて降ります。
女性は、流石に婦人科の検査が堪えたようで、ヨロヨロとステップを降ります。下腹部を、器具で大きく開かれ、暫く検査されていましたし、その後膣を掻き回されたような感じになりましたので、体も心もダメージを受けてしまったようです。
「大丈夫ですか？ 具合は悪くありませんか？痛みとかありませんか？」 ドクターは、検査台を降りた女性に尋ねます。
全裸で女性は、やや下を向き、無言です。 彼女は、それでも言われた通りの健診を済ませたので、課題を果たした事になります。事情はともあれ、クリニックは所定の検査を行いました。彼女も、婦人科健診を体験出来たので、良かったのではないでしょうか。
検査終了
女性が、検査台から降りると、ライトが消され、又元の薄暗い無機質な空間へと戻ります。検査台と、器具類などが、冷たく並ぶだけです。余り心地良いとは言えない、空間が次の患者さんを待ち受けます。パッケージ入りの膣鏡が、準備されています。
女性は、元の服に着替え、検査結果を聞く為の予約を入れ、会計を行い、帰って行きました。
次は、貴女の番です。次の方、どうぞ～、お入り下さい。
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