ぺリスペック
- 2019/10/11
- 11:23
事前検査が終わり、これからICIが行われようとしています。
患者さんには、ドレープが掛けられ、体全体が覆われています。患者さんは、ドレープの中で、只管処置を待ち、終わるのを待つだけです。精子バンクより届いた精液は、処理をされシリンジへ充填されました。トレーへ置かれて、患者さんの子宮への注入を待っています。消毒用の綿棒と麻酔薬のシリンジも置かれています。滅菌パック入りのスペキュラムも用意されています。手術台のドレープには、穴が開けられ、術野が無影灯に照らし出されて、暗い緑の中に、性器だけがピンクに反射して、眩しく見えています。

スタッフが出て来て、これから手術が始まるのが分かります。廊下からは、その様子がよく見えるようになっています。
************
「これから、処置をしますね。此方の膣鏡を、膣へ挿し込みますからね。力まないようにして、力を抜いて楽にしていて下さい。ゆっくり息をするといいですよ。痛いようなら、遠慮無く仰って下さい。何かあったら、看護師に申し出下さい。いいですね?」

ドクターが、何か説明をして呉れます。袋に入った透き通ったプラスチックの器具みたいです。これから、愛美の膣へ、これを入れると言っています。愛美は、大きな器具を見て、ちょっと怖くなりますが、どうする事も出来ないので、はいはいと頷くしかありません。先生は、目の前で袋を、ビリビリと破いて、その器具を取り出しました。そして、カチャカチャと嘴のようなものが、開くのを見せます。「こんな風にして、膣を拡げますよ。そして、子宮口へ管を入れますからね。麻酔しますから、それ程痛く無い筈です。」
*************
部屋の奥の方では、ドクターが患者さんに、何かを見せて説明をしています。

どんな女性が、手術台へ載せられているのかは、知る由もありませんが、簡単な人工授精の処置が行われようとしています。その様子は今、廊下から見る事が出来ます。勿論、関係者のみのです。患者さんからは、同意書が取られ、許可された者は、白衣着用で、その様子を見守ります。クリニックの診察券を持つ者と配偶者、その他の関係者です。
こちらが、これから患者さんの膣を開くスペキュラムです。プラスチック製で、滅菌パッケージ入りです。サイズはLです。膣へ挿し込んでから、ブレードを開きます。ネジで固定出来ます。また、スクリューネジですから、ネジを巻けば、ゆっくり抉じ開ける事も出来ます。正しく挿入出来れば、ブレードを開くと、子宮頚部の子宮口が見えます。挿入後に、子宮口を探す必要があります。
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パッケージから、膣鏡を取り出したら、ネジを一杯に緩めておき、ブレードの先を閉じておきます。ペリカンの嘴と似た形状です。結構大きめのサイズなので、患者さんが痛がるかも知れません。ただ、膣内がよく見えるので、我慢して頂きましょうか。
では、膣口を開き、膣鏡を入れてみましょう。痛いかな~。

愛美は、先生から器具の説明を受けましたが、返って不安が増すだけでした。『あんな大きな物が入って来て、開かれるのね。大丈夫かしら?足元では、先生がアソコを見ているのよね。恥ずかしいし、怖いなあ... 横には、看護師さんが此方を見てるし...早く終わって欲しいわ。』 そう愛美は思うのでした。

「それでは、処置を始めますね~。楽にして下さい。膣鏡を入れまーす。」 医師が声を掛けました。 カラカラと膣鏡のネジを回し、ブレードを閉じます。

クリトリスの大きさや、小陰唇の形は違えども、図の通りの外陰部です。

これから処置を受ける患者さんの外性器
ドクターの目の前には、ドレープの穴から患者さんの外性器は、このように見えています。
剃毛されて、上から陰核、小陰唇、会陰、肛門と見えます。小陰唇は、少し開いて尿道口、膣口が覗いています。
患者さんには、ドレープが掛けられ、体全体が覆われています。患者さんは、ドレープの中で、只管処置を待ち、終わるのを待つだけです。精子バンクより届いた精液は、処理をされシリンジへ充填されました。トレーへ置かれて、患者さんの子宮への注入を待っています。消毒用の綿棒と麻酔薬のシリンジも置かれています。滅菌パック入りのスペキュラムも用意されています。手術台のドレープには、穴が開けられ、術野が無影灯に照らし出されて、暗い緑の中に、性器だけがピンクに反射して、眩しく見えています。

スタッフが出て来て、これから手術が始まるのが分かります。廊下からは、その様子がよく見えるようになっています。
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「これから、処置をしますね。此方の膣鏡を、膣へ挿し込みますからね。力まないようにして、力を抜いて楽にしていて下さい。ゆっくり息をするといいですよ。痛いようなら、遠慮無く仰って下さい。何かあったら、看護師に申し出下さい。いいですね?」

ドクターが、何か説明をして呉れます。袋に入った透き通ったプラスチックの器具みたいです。これから、愛美の膣へ、これを入れると言っています。愛美は、大きな器具を見て、ちょっと怖くなりますが、どうする事も出来ないので、はいはいと頷くしかありません。先生は、目の前で袋を、ビリビリと破いて、その器具を取り出しました。そして、カチャカチャと嘴のようなものが、開くのを見せます。「こんな風にして、膣を拡げますよ。そして、子宮口へ管を入れますからね。麻酔しますから、それ程痛く無い筈です。」
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部屋の奥の方では、ドクターが患者さんに、何かを見せて説明をしています。

どんな女性が、手術台へ載せられているのかは、知る由もありませんが、簡単な人工授精の処置が行われようとしています。その様子は今、廊下から見る事が出来ます。勿論、関係者のみのです。患者さんからは、同意書が取られ、許可された者は、白衣着用で、その様子を見守ります。クリニックの診察券を持つ者と配偶者、その他の関係者です。
こちらが、これから患者さんの膣を開くスペキュラムです。プラスチック製で、滅菌パッケージ入りです。サイズはLです。膣へ挿し込んでから、ブレードを開きます。ネジで固定出来ます。また、スクリューネジですから、ネジを巻けば、ゆっくり抉じ開ける事も出来ます。正しく挿入出来れば、ブレードを開くと、子宮頚部の子宮口が見えます。挿入後に、子宮口を探す必要があります。
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パッケージから、膣鏡を取り出したら、ネジを一杯に緩めておき、ブレードの先を閉じておきます。ペリカンの嘴と似た形状です。結構大きめのサイズなので、患者さんが痛がるかも知れません。ただ、膣内がよく見えるので、我慢して頂きましょうか。
では、膣口を開き、膣鏡を入れてみましょう。痛いかな~。

愛美は、先生から器具の説明を受けましたが、返って不安が増すだけでした。『あんな大きな物が入って来て、開かれるのね。大丈夫かしら?足元では、先生がアソコを見ているのよね。恥ずかしいし、怖いなあ... 横には、看護師さんが此方を見てるし...早く終わって欲しいわ。』 そう愛美は思うのでした。

「それでは、処置を始めますね~。楽にして下さい。膣鏡を入れまーす。」 医師が声を掛けました。 カラカラと膣鏡のネジを回し、ブレードを閉じます。

クリトリスの大きさや、小陰唇の形は違えども、図の通りの外陰部です。

これから処置を受ける患者さんの外性器
ドクターの目の前には、ドレープの穴から患者さんの外性器は、このように見えています。
剃毛されて、上から陰核、小陰唇、会陰、肛門と見えます。小陰唇は、少し開いて尿道口、膣口が覗いています。