手術台へ
- 2019/10/06
- 15:29
事前検査を終わって、一息付く間も無く愛美は、看護師さんに連れられて、手術台へ遣って来ました。「此方の台で、処置を行いますね。その前に、少しご説明をさせて頂きます。そこでそのままお待ち下さい。」
愛美は、内診台の前に立ち、これから処置の大まかな説明を受けます。
何処かで見覚えのある、婦人科診察台です。『嗚呼、やっぱり婦人科って、何だか緊張するわ。又、股を開かされるのよね...』


看護師さんは、何か器具のような物を持って来て、説明を始めました。
「では、簡単にご説明申し上げます。もう、ご存知かと思いますが、一通りのご説明を致しますね。今日、受けて頂く処置は、簡単な人工授精です。精子バンクでお選び頂いた精子が、届いておりますので、それを処理した物を、直接患者様の子宮腔内へ注入します。その為には、膣を開く為に、この器具を使います。消毒して局部麻酔してから、チューブを子宮へ挿し込んで、処理した精液を注射器で入れます。膣鏡を入れる時と、子宮へチューブを入れる時に、少し痛みがあるかも知れません。術中は、リラックスして力を入れないようにして下さい。何かあったら、手を挙げるなり、声を出すなり、遠慮無く申し出て下さい。黙っていらっしゃると、危険ですから、必ず痛かったり何か具合が悪い場合は、お知らせ下さいね。こちらが、その膣を開く開口器です。サイズは、医師が決めます。これは大きめのLサイズです。MとかSも有りますから、心配なさらないで下さい。」

愛美は、その銀色に輝く金属製の器具を見ただけで、少し気分が悪くなりました。『ああ、こんなのを、アソコへ入れるんだぁー。嫌だなあ...』
看護師さんは、更に説明を続けます。
「膣鏡で、膣を開いて子宮頚部が出ましたら、この綿棒で子宮口周りの消毒を行います。汚れが酷い場合は、生理食塩水で全体を洗浄してから行います。」

愛美は、説明を聞きながら思います。『色々何か、膣の中を弄られるのね...大丈夫かしら?』
看護師さんは、長い針の付いた注射器を持って来ました。「こちらが麻酔用のシリンジです。子宮口からチューブを入れる時、痛みを軽減する為に、麻酔します。」

愛美は、心の中で叫びます。『ひぇ~! 注射は、嫌いだよお~!やっぱり来なきゃよかったかなー? こわーい( ゚Д゚)』
看護師さんは、小さな注射器を手にしました。「これが、処理した精液を入れるシリンジです。こちらから、チューブを子宮へ挿して注入します。」
愛美は、「あー、そうなんですね。」と、急に声を出しました。ちょっと嬉しそうになりました。
『やっぱり、来てよかったかもー。頑張るわあ!!』

処置の内容を、具体的に器具を用いて、順に説明する看護師さん
「以上で、ご説明は終わりですが、何かご質問は、有りますか? ご不明な点がございましたら、遠慮無くお尋ね下さい。如何ですか?」と看護師さんは、愛美に問い掛けます。
愛美は、暫く考えて、「ええとあの、やっぱり痛いんですか?」と訊いてみました。
看護師さんは、「そうですね、多少は痛みがあるかも知れませんが、大丈夫だと思いますよ。横に付いていますから、何かあったら、私に言って頂ければ宜しいですよ。」と、答えます。
愛美は、「そうですか...はい、分かりました。よろしくお願いします。」と了承しました。
「では、いいですか? 始めましょうか。先生、お願いしまーす。」と看護師さんが先生を、呼びます。
これから愛美は、内診台へ載せられ、処置を受けます。
愛美は、内診台の前に立ち、これから処置の大まかな説明を受けます。
何処かで見覚えのある、婦人科診察台です。『嗚呼、やっぱり婦人科って、何だか緊張するわ。又、股を開かされるのよね...』


看護師さんは、何か器具のような物を持って来て、説明を始めました。
「では、簡単にご説明申し上げます。もう、ご存知かと思いますが、一通りのご説明を致しますね。今日、受けて頂く処置は、簡単な人工授精です。精子バンクでお選び頂いた精子が、届いておりますので、それを処理した物を、直接患者様の子宮腔内へ注入します。その為には、膣を開く為に、この器具を使います。消毒して局部麻酔してから、チューブを子宮へ挿し込んで、処理した精液を注射器で入れます。膣鏡を入れる時と、子宮へチューブを入れる時に、少し痛みがあるかも知れません。術中は、リラックスして力を入れないようにして下さい。何かあったら、手を挙げるなり、声を出すなり、遠慮無く申し出て下さい。黙っていらっしゃると、危険ですから、必ず痛かったり何か具合が悪い場合は、お知らせ下さいね。こちらが、その膣を開く開口器です。サイズは、医師が決めます。これは大きめのLサイズです。MとかSも有りますから、心配なさらないで下さい。」

愛美は、その銀色に輝く金属製の器具を見ただけで、少し気分が悪くなりました。『ああ、こんなのを、アソコへ入れるんだぁー。嫌だなあ...』
看護師さんは、更に説明を続けます。
「膣鏡で、膣を開いて子宮頚部が出ましたら、この綿棒で子宮口周りの消毒を行います。汚れが酷い場合は、生理食塩水で全体を洗浄してから行います。」

愛美は、説明を聞きながら思います。『色々何か、膣の中を弄られるのね...大丈夫かしら?』
看護師さんは、長い針の付いた注射器を持って来ました。「こちらが麻酔用のシリンジです。子宮口からチューブを入れる時、痛みを軽減する為に、麻酔します。」

愛美は、心の中で叫びます。『ひぇ~! 注射は、嫌いだよお~!やっぱり来なきゃよかったかなー? こわーい( ゚Д゚)』
看護師さんは、小さな注射器を手にしました。「これが、処理した精液を入れるシリンジです。こちらから、チューブを子宮へ挿して注入します。」
愛美は、「あー、そうなんですね。」と、急に声を出しました。ちょっと嬉しそうになりました。
『やっぱり、来てよかったかもー。頑張るわあ!!』

処置の内容を、具体的に器具を用いて、順に説明する看護師さん
「以上で、ご説明は終わりですが、何かご質問は、有りますか? ご不明な点がございましたら、遠慮無くお尋ね下さい。如何ですか?」と看護師さんは、愛美に問い掛けます。
愛美は、暫く考えて、「ええとあの、やっぱり痛いんですか?」と訊いてみました。
看護師さんは、「そうですね、多少は痛みがあるかも知れませんが、大丈夫だと思いますよ。横に付いていますから、何かあったら、私に言って頂ければ宜しいですよ。」と、答えます。
愛美は、「そうですか...はい、分かりました。よろしくお願いします。」と了承しました。
「では、いいですか? 始めましょうか。先生、お願いしまーす。」と看護師さんが先生を、呼びます。
これから愛美は、内診台へ載せられ、処置を受けます。