膣内診
- 2017/02/21
- 23:19
クリニックを訪れた女性を、詳しく診察する為に、婦人科の検査も行います。
外陰部は異常有りませんので、内診をしてみます。指を膣へ入れると、円錐状の子宮頚部が触れます。更に他方の手掌と挟むように子宮、卵巣等の形を触診します。精密検査は、CTやMRI、X線造影等が有りますが、基本は内診からです。
指は二本膣へ挿入します。もう愛液が溢れていますので、難無くヌルリと膣へ入ります。内部は温かく柔らかいです。奥深く挿し込んでみると、膣の深さを知る事が出来ます。浅い人は、直ぐにコツンと子宮底へ触れます。この方の場合は、割合深いです。クリトリス、小陰唇は小さめですが、膣は深いです。人差し指と中指で、子宮底部をコンパスの要領でクルリと触診します。皆さん、此処は割合広いです。膀胱側は尿道を感じ、後ろ側は直腸と接しているので、便が有るとよく分かります。必要に応じて、直腸側にも指を入れますが、正に皮一枚で隣り合わせになっているのが分かります。他方の手掌で子宮を押すと、膣内部の指へ伝わります。挟み込むようにすると、大きさや固さ、形状が感じられます。同様に、卵巣も触診出来ます。内診により、小陰唇はグチャグチャと音を立て、歪み愛液が垂れます。
内診を受ける女性
女性は、内科検診が終わると、内診室4へ連れて来られました。そこで婦人科の診察が必要だと言われます。受診経験の無い女性は、内診台を目の前にすると、驚いて尻込みしましたが、問診票の症状から、内診しなければ診断出来ないと言われ、仕方なく、承諾します。初めての内診で、膣へ指を奥深く挿し込まれ、グリグリと中を掻き回されると、女性は痛みと屈辱感に、顔を歪めます。時々苦しそうに、痛みを訴えますが、暫く執拗な診察が続けられます。