医師の鈴木は、「佐藤さん、診察を始めましょう。特に痛いような事は無い筈ですが、力を入れたり緊張されると、痛いかも知れませんよ。ですから、出来るだけリラックスして、体の力を抜いて下さい。ゆっくり息をするといいですよ。一度、大きく深呼吸して下さい。」と横で彩花に言います。
「は、はい。分かりました... あの...」
無影灯が煌々と彩花の陰部を照らし出しています。彩花は、カーテンが白く眩しく、天井のライトも眩しく感じます。そのせいか、周りは暗くて良く見えません。実は態とそのように、周囲は照明を落としてあります。スタッフ、見学者などの区別がつきにくくする為です。診察台の上の患者さんには、余計な事は分からいようにします。今、彩花の周囲には薄暗く、白衣のスタッフが幾人かいる事くらいしか分かりません。
医師の鈴木は、何を思ったか、徐に彩花の目の前のカーテンをサーッと開きます。「では、佐藤さん、カーテンがあると、ご自分が何をされているか分からずに、不安になる方が結構いらっしゃるので、佐藤さんの場合は、やっぱりこのカーテンを引いて、ご自分が受ける診察が、分かるようにして差し上げましょう。ご覧ください。足元には、鏡が用意してあります。これで、医師が何をするのか、よく見えますよ。どうぞ、ハッキリ目を開けて、ご覧ください。」
彩花は、そんな事は、どうでもいいと思いましたが、そう言われたので、(えっ?! 何、どういう事?)と思いながら、覆っていた顔から手を開いて、そーと目を開けます。
「えっ、何っ?!」 ちょっと視力の悪い彩花は、言われた通りに、目の前の開いたスクリーンから見える足元の状景をに視線を送ります。自分の下半身の先には、白い脚が見えます。その真ん中に黒い何かが見えています。彩花は、ハッと自分の顔が写っているのに気が付きます。鏡だ~っ!!
「あっ(゚Д゚;)! 嫌っ!! きゃ~っ、嫌~っ!! 駄目~っ💦!!」
彩花は絶叫します。足元には、自分の開いた白い脚とその間の陰毛に覆われた性器が丸見えになっていました。流石に自分の性器がこんなに、丸見えにされているんだと、改めて気付き、益々恥かしさが倍増します。思わず彩花は、手で陰部を隠そうとします。
「あー、駄目ですよ、其処を手で触っちゃ駄目ですよ!!これから、其処を診察しますから、触らないで!!。手は横か、お腹の上に載せて下さい。」
看護師の美咲も、横から注意します。「ほらほら、だからさっき言ったでしょ。そんなに恥ずかしがることなんか、ないんですよー。大丈夫よ。皆、こうして診て貰っているんですからねー。」
医師の鈴木は、今日の体験モニターの女の子が、色白で綺麗だったので、わざと見学者に、顔も見えるようにしたのでした。ライトが顔を照らして、更に周囲は見えづらくなるので、いいのです。
看護師の美咲も、目配せして、頷いています。 婦人科健診が、あるとは知らずに来たモニター応募の女の子は、説得されて内診台へ上りました。
今、彩花は婦人科診察台が、どのようなものか、身を以て思い知らされます。両脚は大きく開かれて固定され、医師の前で自分の秘部を晒さなければならないのを知ります。自分でも、こんなに大きく股を開いた事は有りません。
彩花は、鏡に写った自分の姿を、もう一度見ます。(あー、これは拙いわよ~っ!! こんな格好で、診察されるの?駄目っ、見ないで~っ!!) 彩花は必至で自分の股間を押さえます。顔にも、手を遣り隠します。
医師の鈴木は、それを見て言います。「ですから、手で隠さないでね~。これから診察しますからね。」
看護師の美咲も、医師の鈴木と顔を見合わせて、少々苦笑いして、「佐藤さーん、手はお腹で組みましょうね~。」と声を掛けます。
彩花の動揺を他所に、診察は始められます。内診台へ上った彩花は、股を開いたまま、陰部を晒したままで、診察を待たされます。彩花には、この一秒一秒が、凄~く長く感じられます。(だから、もう早くここから降ろして~!!) 彩花は、自分の陰部を隠したつもりでも、医師の鈴木からは、丸見えとなったままです。陰毛の下には、明らかに経験が無さそうな初々しい性器が見えています。
彩花の目の前に立った先生は、「それでは、拝見しますよ~。」と言いながら、ゴム手袋をパチン、パチンと音を立てながら嵌めて行きます。彩花は、先生の視線が気になり、とても目を合わす勇気は有りません。横にいる看護師さんの視線も気になり、顔を手で隠します。
看護師の美咲は横で言います。「佐藤さーん、リラックスよ~、リラックス。そんなに膝に力を入れて踏ん張っちゃ駄目よ。痛いわよ~。」
彩花はそれを聞いて言います。
「え、あの、痛いって? あの、何ですか?」
「ああ、だから楽にして下さいって言う事ですよ。そんなに力入れてちゃ、診察出来ないのよ。ね」
彩花は、この”ね”という言葉が凄く気になります。
どういう意味なんだろうと、不安になります。
「あの、何、何をするんですか?」
「ああ、何って、診察よ。婦人科の診察。これ、普通の診察ですよ。これから、一般的な診察がはじまるのよ。ああそうね、佐藤さんは婦人科に掛かった事が無かったのよね。ふふ」と看護師の美咲は、はっきりとは言いません。
彩花が、ネットで問診票にチェックを入れたフォームが、今看護師の美咲の手許に有ります。彩花は、婦人科の健診を受けるとは思っていなかったのですが、問診票へは、正直に☑チェック等を入れて、回答済みなのです。その結果が既に読まれていて、今日の診察へ生かされます。
初潮の時期や、月経周期、期間、生理の内容、不正出血や、性交経験の有無、妊娠歴、出産歴、検診経験、主な病歴、家族歴、配偶者、アレルギーと、多岐に渡った問診結果を踏まえて、今日の婦人科検診コースが設定されています。更に、性感についてのアンケート等もあります。
一般的な婦人科健診の内容に加えて、此方のクリニックのエステ的要素が加えられた、検査や性感開発コースが設定されています。これは、彩花にとっては、過剰なプログラムなのは、明らかなのですが、内見を兼ねた健診なので、やや負荷の大きい内容となっています。ただ、若い人ばかりではないクリニックでは、好評を得ているものばかりです。
初めての内診台だと可哀想な検査ですが......
何も知らない方がいいでしょう...
彩花の性器は、これから始まる健診や特殊検査、処置を受ける事になるのですが、小陰唇はその少し襞をくねらせ、微かに口を開けているように見えます。でも、未だ清楚な気品を漂わせたままです。勿論、彩花はそんな過剰検査を受けるのを知りません。
内診室の奥は、婦人科体験モニターの女の子の検査が始められようとしています。
内診室の奥から、会話が漏れ聞こえて来ます。
「それでは、始めましょうね~。」
「楽にしていてね~。大丈夫よ~。」
「あの、やっぱり止めたいんですけど~。」
「心配しなくていいですよ~。」
医師が手袋を嵌めながら、説明して
横で看護師が、内診台の女の子を叱っています。
「もう、検査の準備がされているのよ。貴女、申し込んだでしょう?」
「でも~、知らなかったんで~」
「何を言っているの、もう診察台に上がっているじゃない。ちょっと辛抱すればいいだけよ。」
「え~、でも何をするんですか~?検査?診察?どんな事するんですか~?」
「だから、婦人科の検査よ~。」
「...。」
「...、...。」
内診室の中では、会話が続けられています。
女の子は、診察台に上がっているので、これでキャンセルなんて出来ないでしょうに。
興味のある女子の方は、コメント等をお寄せくださいね。