Gynecological Surgery
- 2018/07/22
- 00:38

小手術を受けて頂く為に、内診台へ患者さんを上げます。此方の内診台で行います。簡易的な手術ですので、手術室で行わなくても大丈夫です。手術室を利用する場合、厳重な消毒処置や、その他機材類の管理など、又入院が必要となりますので、負担が大きくなります。今回は、それ程大変な手術ではありませんので、此方で実施します。 こちらの内診台へ上って貰い、両脚を大きく開いて動かないように固定します。
直腸の検査で可也動揺されたみたいで、足がおぼつかないようです。「さあ、次は此方の内診台で小手術を行いますよ。どうぞ、移動して下さい。」

内診台を目の前にして、怖くなったのか、足が進みません。
「さあ、どうぞこちらへ。どうなさいましたか? 具合が悪いですか?」 患者さんは、内診台の前で尻込みしています。
不安を与えないように、もう一度小手術の目的とか、手順・方法等を説明します。患者さんは、暫く考え込んでいましたが、動揺が治まったのか、漸く内診台へ上がりました。

「さあ、始めましょうか。心配要りませんよ。リラックスして、ゆったりした気持ちでいて下さい。それ程時間は掛かりませんからね。」
患者さんは、心配そうに、或いは気が進まぬような感じで、下を向いてしまいました。
「それでは、始めましょうね。後ろへ凭れて下さい。頭は、枕が有りますから調節して下さい。両脚を上げましょう。それだは、足首を持ちますよ。もっと上に上げましょう。力を抜いて下さい。よいしょ。もっと開いて、力を入れないで下さいね。そうですね、それで結構です。もうちょっと前に出て来て貰えますか? もう少し。ああ、そんな感じですね。両手はお腹で組んで下さい。楽にしましょう。」

先生は、優しく言って呉れますが、遣っている事は、女性にとっては、全然優しくないです。足首を掴まれると、上に上げられます。股を大きく開かないといけないらしくて、これが大変です。目の前に、男性がいるので、どうしても恥ずかしくて、力が入って、閉じてしまいます。先生は、力技でグイッと脚を載せる台へ両膝を載せてしまいました。もう、閉じようとしても、閉じられなくなってしまい、アソコは丸見えになっている筈で、恥ずかしくて仕方有りません。これから、どんな手術になるのか、説明を聞いてもよく分からなかったので、不安で胸がドキドキしています。眩しいし、人が足元に来るようで、何だかとっても嫌です。

処置・小手術室内では、患者さんが内診台へ載せられています。結構手古摺って、内診台は、ギシギシと軋んで音がしています。婦人科の手術ですから、対象部位が処置し易いような姿勢にします。
開口器で膣を開けて、奥の子宮頚部が見えるようにして、器具を挿し込んで手術が行われます。術中に体が動くと危険ですので、この様に、開脚させて動かないように固定しておきます。見学者からは、よく見える配置になっています。
患者さんは、精密検査の為、内診台へ上がりました。小手術室のドアは開いており、スタッフが出入りしています。手術の見学希望者が廊下で待つ中、準備が進められます。検査器具が揃えられ、少々血生臭い生検が行われようとしています。手術室は、ヨード液の臭いが立ち込めて、緊張が高まります。

廊下から、処置・小手術室内が見えています。室内では、患者さんが内診台へ載せられて、手術の準備が進められているのが見えます。
見学者希望者は、そわそわしながら、白衣、キャップ、マスク、手袋等を着用します。スマホ等の持ち込みは禁止されています。
患者さんは、両脚を固定されて、施術者から性器が良く見えるようにされます。患者さんは、剃毛が既に看護師さんにより行われており、手術への準備は出来ています。後は、ヨード液で消毒されます。
「はい、楽にして下さい。ゆっくり息をしましょうね。大丈夫ですからね。」 患者さんを落ち着かせて、小手術への不安を和らげます。
この後、患者さんにドレープが掛けられ、体が覆われます。ドレープに開けられた穴からは、手術部位だけが露出されます。 今日は見学者が入って、見学しますが、患者さんへは、知らされません。

この後、カーテンが引かれて、患者さんの視界が遮られると、見学者が入れられます。患者さんは見学者の見ている前で、小手術をされます。膣の内診~クスコー氏膣鏡で開口、器具の挿入、手術の様子を見学されます。ビデオでも記録されます。学術用の同意書には、サインされています。