LATEX

2018/05/24
15:01

　婦人科で使用される検査器具は、クスコー氏膣鏡がメインです。サイズは、ミニ、Ｓ、Ｍ、Ｌ等があります。トレーや膿盆に置かれて用意されます。ウイルス感染防止の為、オートクレーブ滅菌されます。一般的には、中材で処理されてパッケージに入れて運ばれて来ます。サイバークリニックでは、各患者様専用の検査器具を準備しています。ラテックスグローブは、使い捨てです。
　パップテストでは、潤滑剤は使いませんが、痛みの緩和の為に無菌ジェリーを使用する場合があります。体温計は、深部体温を計測する場合に使用します。膣洗浄には、ラバーバルーンの洗浄器を使用します。必要があれば、肛門鏡も使われる事があります。その他、導尿には、尿カテーテルを使用します。

　検診受診者の女性は、受付を済ませ、問診室でオリエンテーションと問診を受けます。検診についての事前説明を受け、疑問があれば質問します。ドクターは問診票に従い、詳細を確認して行きます。お薬を服用されている方は、お薬手帳を持参されると、話が早いです。生理中の方は、受診をご遠慮下さい。説明と問診について、納得されれば、診察の同意書へサインします。
　内診室へ案内され、着衣を脱ぎ、検査着へ着替えます。下着は全て脱いだ方が、検診を行い易くなります。少なくとも、下穿き(パンティ)は取ります。着衣は脱衣篭へどうぞ。

　検査着に着替えて、受診の準備が整いましたら、ドクターが内診台へとご案内致します。原則として、女性看護師が立ち会いますが、希望されない場合は、応談となります。
　「さあでは、此方へどうぞ。この踏み台を上り、こちら向きへ腰掛けて下さい。気を付けて上って下さい。」
ドクターに促されて、受診女性は、前へと踏み出しますが、少し手が震えているように見えます。緊張されているようです。無理も有りません。

　「さあどうぞ、此方ですよ。」　受診女性は、やや戸惑っていますが、ドクターに促されると、意を決したように、足をすすめます。俯き加減に、顔は紅葉して足はぎこちなく歩きます。検査着の下は、勿論何も身に着けていません。この診察台へ上がれば、後は想像の通りの恥ずかしい診察を受けなければなりません。

　受診女性は、ドクターの指示に従い、婦人科診察台への第一歩を上ります。踏み台の先は、女性にとっては、避けて通れぬ気の進まない診察が待っています。今日は、特別に皆さんにも勉強の為、御覧けるように、同意書の中に、検診の記録を学術研究の為に、使用する旨を謳った項目を追加してあります。これからつぶさに診察の様子が、ご覧いただけますが、女性の方のみお願いします。
受診女性を、診察台へ上げたら、正面から診察する為に、踏み台を横へ退けておきます。「心配しないで下さいね。直ぐに終わりますからね。リラックスして、楽に受診して下さい。」
受診女性は、答えます。「は、はい、今日はよろしくお願いいたします。」
受診女性は、緊張されていいるようなので、軽く会話をして緊張を解します。と言っても、無理な話なので、後は器械的に診察を進めて行きましょう。

　受診女性は、落ち着かない様子でもじもじしています。これから直ぐに、局部を診て貰う訳ですから、平静ではいられません。目の前には、開いた脚を置く台が見えています。こんなに大きく股をひらかなければならないのか、チラチラと眺めます。

　「それでは、次に後ろへ凭れ掛かって下さい。ゆっくりと後ろですよ。」遂に、死刑宣告を受けたような表情になって、受診女性は、言われたように、おずおずと背凭れへと後ろへもたれかかります。「では、脚を固定しますから、掴みますね。よいしょ。」
ドクターが、受診女性の両足首を掴み、左右の鐙へと載せます。「あ、大丈夫ですから、力を抜いて下さいね。」受診女性は、両脚を開かれると、慌てて閉じようとします。ドクターが注意をすると、脚の力を抜き、両脚は大きく開かれて、左右の足載せ台へと置かれます。

　受診の女性は、両脚が大きく開かれると、目の行き場に困り、ドクターの顔を見たり、自分の下半身を見たりと、目が泳ぎます。ドクターは、無表情に、只管両脚のに目を遣り、上手く載せようとしています。「もうちょっと、前へ出られますか？　脚は痛く有りませんか？」　正しい受診姿勢へと、微調整を繰り返します。受信女性は、居心地悪そうに、両手をついて突っ張たり、お尻の位置を変えたりします。
　ある意味、女性にとっては、地獄の第一歩なのかも知れません。こんな格好をさせられるのを、望む女性などいないでしょう。