トルソー

2017/07/27
20:55

　派遣された女性は、検査衣に着替えさせられました。渡された問診票へ記入して行きます。可也詳しく質問が設定されていて、体の状況が訊かれています。該当する項目へチェックを入れて行きます。結構記入には、時間が掛かりました。最後に、同意書がありましたので、サインをします。漸く記入が終わり、一息つきます。暫く待っていると、ドクターらしき男性が遣って来ました。「今日はどうもご苦労様です。記入は終わりましたね。では、拝見させて頂きます。」ドクターは、一通り目を通すと、看護師へ渡します。「さて、それでは検査をしましょうか。」

　「では、横になって下さい。腹部の触診、聴診等を行います。」　看護師さんは、女性を診察ベッドへ寝かし、検査衣をはだけます。

　ドクターは、腹部を丁寧に触診します。更に聴診を行い、胃腸の音等を確かめます。

　「ふうむ、腸にガスが溜まってますね。便秘気味かな？」ドクターは、お腹をグイグイ押して確かめます。暫くお腹を触診して、聴診して腹部の診察を終えます。「まあ、特に異常は無さそうですね。」

「さて、それでは上半身裸になって頂きましょうか。上を開けて下さい。」　女性は、下を向いて押し黙ってしまいました。ドクターは、看護師へ指示をして、検査衣の上を開けさせます。　「ああ、未だ下着をつけたままですね。ブラジャーは取って下さい。看護師さん、取ってあげて下さい。」

　「はい、では失礼します。ブラジャーを取りますね。」看護師さんは、そう言うと女性のブラジャーを外しに掛かります。女性は、「あ、あのー、えっ？！」　看護師さんはさっとブラジャーを外してずらしてしましました。「はい、御免なさい。これから検査がはじまりますから動かないで下さい。」

　看護師にさっとブラジャーを外されてしまい、両肩を掴まれて、胸を張るように注意されます。突然の事に何も出来ず、ただ従うしかありません。「はい、息を吸って下さい。大きく吐いて、吸って．．．」　有無を言わさず、上半身裸で診察検査が始められます。ペタペタと、執拗に聴診器が胸を這い回ります。

　次は、乳房の触診を行いますね。楽にして、胸を張って下さい。では、失礼します。　あ、看護師さん、しっかり支えていて下さい。動かないですよ～。動かない。　

　行き成り乳房を触れられると、女性はどうしていいか分からず、下を向いて防ごうとします。看護師が肩を掴んで、正面を向かせます。ドクターは、乳房の触診を続けます。

　看護師さんは、横からしっかり肩を掴んで、女性が動かないように先生の診察を補助します。
何とか、基本的な内科の診察は終わりました。女性は、ホッとします。

　すると、ドクターが、「それではね、次の診察の為に、前処置として浣腸しておきましょう。今の腹部触診では、ガスが溜まっているようでしたよ。問診票にも便秘気味とありましたね。診察ベッドの上に、四つん這いになって下さい。」