ドクターは、膣鏡診に集中しています。ドクター以外の人が、そっとカーテンの横から覗き込みます。ドクターの手元と此方を交互に見ています。女性は視線を感じ、顔を背けます。何?! 一体誰なのかしら?こんなところに入って来ていいの?!恥ずかしいより、悔しい思いがこみ上げて来ます。

内診台の上の女性は、今どうする事も出来ず、努めて平静を装いますが、下腹部に違和感を覚えながら、見知らぬ男性に見られているのが、悔しくて堪りません。 ドクターは、特に気に掛ける様子も無く、診察を続けます。
ドアが開放されて、待合室からは、女性の婦人科の診察が見えます。 若い女性の婦人科検診の予約を聞いて、研修・見学者が参集しました。

研修・見学者の目の前で、女性の婦人科の診察が行われます。
カーテンのこちら側からは、女性の内診・膣鏡診の様子が、手に取るように見えています。

膣鏡診の様子
ドクターは、時折説明等をしながら診察を行います。よく見えるように、指で性器を拡げたり、触診したり、大きな膣鏡を使ったり、角度を変えたり、執拗な診察が行われます。直腸へも指を入れて内診します。
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漸く長い内診・膣鏡診等が終わり、ドクターが陰部を洗浄してくれました。見学立ち合い者は、いつの間にかいなくなり、女性は紙タオルで陰部を拭き取られ、内診台からやっと解放されました。
飛び降りるように内診台から降りる女性。
更衣室を使うように言われた女性は、脱いだ衣服を手にして、内診室を逃げるように出ます。一刻も早く内診室から解放されたい思いです。

もう二度と来ないわ!! 何故か、口惜しくて腹立たしい診察だったわ!!女性は、逃げるように内診室を出ます。

信じられない思いに、書類へサインをしてしまった事と、知らないクリニックに、来てしまった事を後悔するアテンダントの女性です。
本日の研修・見学会は、充実した内容となり、参加者には大変良い研修・学習が出来ました。